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作曲講座
2026年5月22日

【初級編】きりたんの時短作曲講座1:音楽の三要素と実践ステップ

こんにちは、しおやです。今回は、わたしが昔作ったたYouTube動画「【初級編】きりたんの時短作曲講座1」の解説内容をベースに、これから曲作りをはじめてみたいという方向けに、最も基本的なことを解説していきます。

難しそうに見える音楽理論や作曲の世界ですが、その本質を紐解いていくと、実はシンプルな要素の組み合わせと、パズルのような論理的な手順で成り立っていることが分かります。この記事を最後まで読み、最後のクイズに挑戦していただければ、曲作りの最初の霧がすこし晴れるはずです。一緒に勉強していきましょう!

1. 音楽に絶対欠かせない「3つの要素」とは?

世の中にはクラシックから最近のポップス、ゲームBGMまで星の数ほどの楽曲が存在しますが、ほとんどのジャンルの音楽には、土台を支える共通の基盤が存在します。それが音楽理論では「音楽の三要素」と呼ばれています。作曲をはじめるときは、まずこの3つの概念を明確に切り分けて意識することが大切です。

  • メロディー(旋律):音楽における「横の流れ」を司る主役です。時間に沿って音の高さが連続的に変化していく線の部分であり、私たちが歌詞をつけて歌ったり、耳に残って口ずさんだりする部分を指します。
  • ハーモニー(和音):音楽における「縦の流れ」を司る響きです。複数の音が同時に重なり合うことで、その瞬間の色彩や感情の深みを決定する要素であり、J-POPなどでよく耳にする「コード」や「コード進行」などがこれに当たります。
  • リズム(拍子・アクセント):3つの中で一番説明が難しいですが、音の長さ強弱、または休止などの連続するパターンによってメロディーやハーモニーを前に運ぶ役割を持っています。一定の区切りを作る「拍子」や、強弱のポイントを決める「アクセント」などはこれに該当し、楽曲の骨組みと躍動感を形成します。

2. 実践:4つのステップで進める初めての曲作り

今回は、音楽の三要素を最初から同時にこねくり回すのではなく、1つの要素ずつ段階的に積み上げていく、初心者にとって最も効率的なアプローチを実践していきます。今回は具体的な作例として、わたしが用意した短い歌詞を用いて、曲が出来上がっていく様子を4つのステップで追ってみましょう。

「カレーを 食べたら 元気が 出るね」

【ステップ①】 言葉を等間隔に配置する

最初の工程は、何でもいいので素材となる「短い歌詞」を作ってみることです。言葉が決まったら、まずは1文字ずつ機械的に等間隔に、そして全く同じ音の高さで文字を並べてみましょう。しかし、当然ながらこれだけでは規則的なお経のようになってしまい、まだまだ曲とは呼べない状態です。次に進んでみましょう。

【ステップ②】 リズムを意識して音をバラけさせる

一本調子で詰まっていた音に対して、まずは「リズム」の要素を個別に加えていきます。言葉のニュアンスや話し言葉のイントネーションを意識しながらでもいいですし、よくわからなかったら適当に動かしてみるのも良いと思います。音の鳴るタイミングを前後に動かし、等間隔だった音をバラけさせてみましょう。音の高さはまだ一定のままですが、このリズムが付いた段階で、不思議と少しだけ曲っぽくなり、音楽としての骨組みが立ち上がったきがします。

【ステップ③】 音の高低を変えてメロディーにする

ステップ②で確立した「リズムの配置」はそのままいじらずに、今度はそれぞれの音に高低差をつけていきます。タイミングの枠組みはできあがっているので、あとは自分の感性に従って、上へ登ったり下へ降りたりと音を当てはめていくことで、1本のメロディー(旋律)へと進化します。

「カレーを 食べたら 元気が 出るね」の歌詞が、綺麗に繋がってメロディーの形になりました。かなり曲としての完成形に近づいてきましたが、メロディー単体のみが鳴っているこの状態は、いわゆる「鼻歌」の段階です。ここからさらにステップアップさせます。

【ステップ④】 ハーモニー(和音)を加えて完成させる

最後に、旋律の後ろ側で重なる「縦の流れ」、すなわちハーモニー(和音)を加えていきます。ハーモニーは、単体ではコードと呼ばれることが多いです。、コードが時間の経過とともに横に繋がって移り変わっていく移ろいのことをコード進行と言います。

初心者のうちは「自分でオリジナルの複雑なコード進行を作らなければ」と難しく考える必要は全くありません。動画でもお話ししている通り、「最初から世の中にある有名なコード進行をそのまま借りて使えば問題ない」のです。確立された王道のパターンをバックで鳴らすだけで、それまでの鼻歌が、一気に豊かで説得力のある、ひとまずの楽曲完成形へと変貌を遂げます。

有名なコード進行をそのまま使うこと自体はパクリでもなんでもありません。カレーにじゃがいもやにんじんをつかうことがパクリじゃないのと同じようなものです。プロの作曲家たちでさえ、ありふれたものと同じコード進行を使って曲を作るのは全く珍しいことじゃありません。

3. 楽曲の魅力を引き出すアレンジの工夫

基本となる4つのステップで曲の原型ができあがった後、「なんだかこれだけだと、少し味気ないな……」と感じることもあると思います。一度曲が出来上がった後からでも、楽曲の表情を一変させるための方法は無限にあります。

動画内のおまけコーナーでも紹介した通り、歌詞やメロディーの軸を一切変えなくても、バックの伴奏のコードやを少しオシャレにいじってみたり、あるいは伴奏のピアノやギターのリズムを変えてみたりするだけで、極端なことをすれば楽曲の持つ雰囲気を全く異なるものにしてしまうこともできます。基礎を覚えたら、挑戦してみましょう。

いろいろ楽器を変えて試してみるのも面白いと思います。この楽器の音域はどこからどこまでかな?この楽器はどんな演奏方法が得意なのかな?などを考えたり、気を使えるようになれば、リアリティが増していきます。

とはいえ、実際の楽器で出せる音だけが正解というわけでもないので、皆さんの好みに合わせてやりたいようにやるのが一番いいと思います。

4. 作曲上達において最も重要な考え方

この講座のタイトルに「時短作曲」とありますが、上達において何より最も重要なマインドは、1つの曲に何ヶ月も執着して完璧を追い求めることではなく、「とにかくたくさんの数をこなして、曲作りのプロセスそのものに慣れること」です。これが曲作りにおける上達の近道です。

それと同時に、はやく多くこなすと、作曲においては面白いことが起こります。

何時間も、あるいは何日も頭を悩ませて論理的に構築したメロディーよりも、お風呂場や散歩中にたったの1分でふと思いついたメロディーの方が、よかったりすることがたびたびあります。

これはお絵描きなんかじゃなかなかないことじゃないでしょうか。お料理や物書きなんかでは似たようなことが多々ありそうですが。

かけた思考時間と、アウトプットされる音楽の質が必ずしも比例しないのが作曲の奥深さです。だからこそ、初心者のうちは特に、「適当でもいいから、まずはたくさん作ってみる」という姿勢が肯定されます。打席に立つ回数を増やせば増やすほど、脳内から偶然素晴らしいメロディーがこぼれ落ちる確率が高まります。「作って、気に入らなければ捨てる」のサイクルを高速で繰り返す経験は、皆さんの作曲スキルを確実に引き上げてくれます。

5. NotebookLMが生成した全26問の復習クイズに挑戦!

今回は初めての方向けの曲作りの流れを、大雑把に全体のロードマップとして解説しました。「音の高さの具体的な決め方」や「コード進行の具体的な選び方」といった、より細かく踏み込んだ理論的な内容については、次回以降の動画(飽きちゃって3年も作っていませんが)やブログで詳しく段階的に解説していく予定です。

ここでしおやブログにあたらしい機能を追加してみました。クイズ機能です!!(クイズの内容はGoogleのAIツールである「NotebookLM」に今回の時短作曲講座のテキストデータを読み込ませて作ってもらいました。)もちろんしっかりわたしがチェックして、おかしなところ、不正確な部分や誤解を招きやすい部分などに若干の修正を加えていますので、内容はバッチリです。

なんとなく動画や文章を流し読みして理解したつもりになっていても、いざ問題として出題されると曖昧な部分に気づくかもしれません。正解の解説だけでなく、間違えた選択肢をクリックした際にも「なぜそれが間違いなのか」の詳しい理由がその場で即座に表示されるシステムを組み込みました!また、前の問題に戻って自分の解答を見直せる「前の問題へ」ボタンも完備しています。全問正解を目指して、ぜひ挑戦してみてください!

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